ドント式による議席配分の計算
議席の定数と、政党ごとの得票数を入れると、比例代表選挙で使われるドント式で、議席の配分を計算します。衆議院・参議院の比例代表選出議員選挙で使われている決め方です。
| 政党名 | 得票数 | |
|---|---|---|
計算方法
各政党の得票数を1・2・3…の整数で割っていき、その商(割り算の答え)が大きい順に、決まった議席の数だけ配分する方法です。
除数を1つずつ増やしていくのは、その政党が議席を1つ増やしたときの1議席あたりの得票数を、順番に比べていることと同じです。結果として、1議席あたりの得票数がなるべくそろうように議席が配られます。
例:定数5議席で、A党1,200票・B党660票・C党340票・D党80票なら、商は次のようになります。
| 政党 | ÷1 | ÷2 | ÷3 |
|---|---|---|---|
| A党 | 1,200 | 600 | 400 |
| B党 | 660 | 330 | 220 |
| C党 | 340 | 170 | 113 |
商の大きい順に5つ選ぶと、1200(A)・660(B)・600(A)・400(A)・340(C)となり、A党3議席、B党1議席、C党1議席、D党0議席という配分になります。
2つ以上の商が同じ数値で、そのままでは議席を決められないときは、公職選挙法第95条の2第2項・第95条の3第2項により、選挙会で選挙長がくじで定めます。
この方式は、得票の多い政党に有利になりやすい性質があります。ここでは政党の得票数だけで配分を出しており、名簿に載っている候補者の数が足りない場合や、比例と小選挙区の重複立候補の扱いは考えていません。
よくある質問
ドント式とは?
各政党の得票数を1、2、3…の整数で割った商を大きい順に並べて、決まった議席の数だけ配分する方法です。日本の衆議院・参議院の比例代表選出議員選挙で使われています。
議席1のときはどうなる?
いちばん得票数が多い政党(÷1の商が最大の政党)が、その1議席を獲得します。
商が同じ数になったらどうする?
公職選挙法では、くじ引きで決めることになっています(第95条の2第2項・第95条の3第3項)。
小さい政党にも議席が入ることはある?
あります。定数が多いほど、得票数が少ない政党にも議席が回りやすくなります。