家畜の飼料の量と費用(頭数と体重から1日の給与量)の計算
頭数と1頭あたりの体重を入れると、乾物摂取量(飼料の中の水分を除いた重さ)の目安から、1日に必要な飼料の量と費用を計算します。牛(乳牛・肉牛)を想定した目安です。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
1頭あたりの1日の飼料(乾物)量 = 体重 × 摂取率
1日の合計量 = 1頭あたりの量 × 頭数、1日の飼料費 = 1日の合計量 × 飼料の単価
例:体重500kgの牛10頭に、体重比2.5%の飼料を与えるなら、1頭あたり500×0.025=12.5kg、10頭で125kg、単価40円/kgなら1日5,000円です。
ここでの飼料の量は、水分を含んだ「現物」の重さではなく、水分を除いた「乾物」の重さです。実際に与える飼料(サイレージ・乾草・配合飼料など)の量に換算するには、それぞれの飼料の水分率で割り戻す必要があります。
式の意味を説明します。牛が1日に食べられる量は、体の大きさにおおよそ比例します。そこで体重に摂取率(体重比)をかけて、1頭あたりの乾物の量を出します。乾物とは、飼料から水分を除いた実際の養分の重さです。それに頭数をかけて全体の量を出し、乾物1kgあたりの単価をかけると1日の飼料費になります。
例:体重750kgの牛15頭に体重比2.5%で与えると、1頭18.8kg、合計281.3kgです。単価60円/kgなら1日16,875円、30日で506,250円になります。
気をつけること。体重比2.0〜2.5%という目安は乳牛を中心に使われる考え方で、公的機関の資料では確かめられていません。実際の必要量は、成長の段階や泌乳量、妊娠の有無で変わります。自分の牛群の実測値に置きかえてください。
出典:乾物摂取量の体重比2.0〜2.5%は、乳牛の飼料設計で広く使われている目安の値です。公的機関の一次資料では確かめられていないため、自分の牛群の実測値に置き換えてください
よくある質問
豚や鶏にも使える?
この目安は牛(反すう動物)を想定したものです。豚・鶏は消化のしくみが違うため、そのまま使えません。
濃厚飼料と粗飼料の割合は?
この計算には含めていません。乾物摂取量のうち、どれだけを濃厚飼料(穀物などの配合飼料)でまかなうかは、別に決める必要があります。
子牛や妊娠中の牛にも同じ目安でいい?
いいえ。成長期や妊娠・泌乳中は必要な養分量が変わるため、この目安より多くなることがあります。