ビニールハウスの暖房費の計算
暖房機の重油消費率(カタログ値)と、使う時間・日数、燃料の単価を入れると、シーズンの燃料の使用量と費用の目安を計算します。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
燃料の使用量 = 暖房機の重油消費率 × 1日の使用時間 × 使用日数
燃料代 = 燃料の使用量 × 燃料の単価
例:消費率5L/時の暖房機を1日10時間、90日間使うと、5×10×90=4,500L、単価90円/Lなら4,500×90=405,000円です。
被覆資材や気温差まで考えた本格的な熱負荷計算は、ハウスの構造・地域の気象条件によって式が複雑になるため、ここでは扱っていません。すでに使っている暖房機の消費率がわかる場合は、この計算で燃料代の目安をつかめます。
式の意味を説明します。暖房機のカタログには、1時間あたり何Lの燃料を使うか(消費率)が書かれています。だから消費率に使う時間と日数をかければ、シーズン全体の燃料の量になります。そこに1Lの単価をかけると燃料代です。掛け算だけなので、消費率と時間の見積もりが結果をそのまま決めます。
例:消費率7.5L/時の暖房機を1日15時間、135日使うと15,188Lで、単価135円/Lなら2,050,313円です。
気をつけること。これは暖房機が動き続けた場合の目安です。実際は設定温度に達すると止まるため、燃料は少なくなります。外気温、ビニールの層数、カーテンの有無、設定温度で大きく変わります。電気代や暖房機の整備費用は入っていません。
出典:資源エネルギー庁「エネルギー源別標準発熱量・炭素排出係数」(A重油 39.1MJ/L)、農林水産省「施設園芸省エネルギー生産管理マニュアル」(熱負荷計算の考え方)、燃料の使用量・燃料代の計算式の定義(出典URLはなし)
よくある質問
暖房機の消費率がわからないときは?
暖房機の取扱説明書や、本体に貼られた銘板(仕様表示)に書かれていることが多いです。メーカーのカタログでも確認できます。
二重被覆にすると燃料は減る?
一般に、内張り(カーテン)などで二重にすると保温性が上がり、燃料の使用量を減らせるとされていますが、資材によって効果が異なるため、この計算には反映していません。
A重油以外の燃料でも使える?
灯油やLPガスなど、他の燃料でも「消費率×時間×日数×単価」の考え方は同じです。単価をその燃料の値段に置き換えて計算してください。