投資信託を選ぶとき、同じような中身なら、コストの低いものほど手元に多く残ります。コストは毎年少しずつ引かれるので、長く持つほど差が大きくなります。この記事では、コストの種類と、差がどれくらいになるかを計算例で説明します。特定の投資信託をすすめるものではありません。
投資信託にかかる3つのコスト
- 購入時手数料:買うときに販売会社に払う費用。ネット証券では0円(ノーロード)のものが多くあります
- 信託報酬(運用管理費用):持っている間、投資信託の財産から毎日差し引かれる費用。年率で決まっています
- 信託財産留保額:売るときに差し引かれる費用。かからない投資信託もあります
このほかに、監査費用や売買の費用などがかかる投資信託もあります。運用報告書の「実質的なコスト」を見ると、信託報酬を含めた全体の費用がわかります。
信託報酬の差は、長く持つほど大きくなる
前提:100万円を一度に買い、値動きがない(増えも減りもしない)とした場合に、払う信託報酬の合計です。1か月ごとに「残高 × 年率 ÷ 12」を引いて計算しています。並び順は信託報酬の低い順です。
| 信託報酬(年) | 10年 | 20年 | 30年 |
|---|---|---|---|
| 0.05% | 4,988円 | 9,950円 | 14,888円 |
| 0.1% | 9,951円 | 19,802円 | 29,556円 |
| 0.2% | 19,803円 | 39,214円 | 58,240円 |
| 0.5% | 48,780円 | 95,181円 | 139,319円 |
| 1% | 95,200円 | 181,338円 | 259,274円 |
| 1.5% | 139,373円 | 259,321円 | 362,551円 |
値上がりする場合は、残高が増える分だけ、払う信託報酬も増えます。たとえば、1年に3%増えるとした場合、100万円を20年持つと、信託報酬0.1%では27,129円、1.5%では350,343円です(増える率は仮に置いた値で、将来の利回りを示すものではありません)。
比べるときのポイント
- 同じ指数に連動するインデックス型なら、中身はほぼ同じなので、コストの低いほうが有利です
- アクティブ型は、コストが高くても運用の成果で上回ることを目指しますが、上回るとは限りません
- クレカ積立のポイントのために、コストの高い投資信託を選ぶと、ポイントより多くのコストを払うことがあります
- 表示の信託報酬だけでなく、運用報告書の実質コストも確かめましょう
自分の投資額・年数・比べたい投資信託の信託報酬を入れて計算するには、投資信託のコストの計算を使ってください。クレカ積立のポイントはクレカ積立のポイント還元の比較で比べられます。