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断熱材の厚さ・熱抵抗(R値)・熱損失の計算

更新:2026年9月

断熱材の種類と厚さを入れると、熱抵抗(R値)、熱貫流率(U値)、その壁から逃げる熱がわかります。目標のR値にするのに要る厚さも出ます。グラスウールからフェノールフォームまで、断熱材区分ごとの熱伝導率を選べます。

mm
平方メートル
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
度
W/(m・K)
0のままだと、選んだ区分の値で計算します
平方メートル・K/W
平方メートル・K/W

計算方法

熱抵抗R = 厚さ(m) ÷ 熱伝導率、熱貫流率U = 1 ÷ 熱抵抗の合計、逃げる熱 = U × 面積 × 温度差

例:熱伝導率0.040W/(m・K)の断熱材を100mm入れると、0.1 ÷ 0.040 = 2.5平方メートル・K/Wです。これに室内側0.11と室外側0.04を足すと2.65になり、熱貫流率は1 ÷ 2.65 = 約0.377W/(平方メートル・K)です。

熱伝導率は、熱の伝わりやすさを表す数字です。小さいほど熱を通しにくく、同じ厚さでも高い断熱性能になります。断熱材は、この熱伝導率でA-1からFまでの区分に分けられています。

断熱材区分と熱伝導率

断熱材区分熱伝導率 W/(m・K)断熱材の例
A-10.052〜0.051吹き込み用グラスウール(施工密度13K・18K)、A級インシュレーションボード
A-20.050〜0.046住宅用グラスウール断熱材10K相当、吹き込み用ロックウール断熱材25K
B0.045〜0.041住宅用グラスウール断熱材16K相当・20K相当、ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板4号
C0.040〜0.035住宅用グラスウール断熱材24K相当・32K相当、高性能グラスウール断熱材16K相当、吹き込み用セルロースファイバー
D0.034〜0.029高性能グラスウール断熱材28K相当・32K相当、押出法ポリスチレンフォーム保温板2種
E0.028以下押出法ポリスチレンフォーム保温板3種、硬質ウレタンフォーム保温板1種・2種
F0.022以下フェノールフォーム保温板1種

この計算では、各区分のいちばん大きい(断熱に不利な)値を使っています。製品ごとの値はカタログで確かめてください。

出典:国土交通省 断熱材区分と熱伝導率(別添2)(2026年9月24日確認)、建築研究所 住宅・住戸の外皮性能の計算方法 第三節 熱貫流率及び線熱貫流率(表面熱伝達抵抗、2026年9月24日確認)

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よくある質問

R値とU値の違いは?

R値(熱抵抗)は熱の逃げにくさで、大きいほど高性能です。U値(熱貫流率)はその逆数で、熱の逃げやすさを表し、小さいほど高性能です。

グラスウール16Kと高性能グラスウール16Kは何が違う?

繊維が細いぶん、高性能のほうが熱を通しにくくなります。住宅用グラスウール16K相当は区分B(0.045〜0.041)、高性能グラスウール16K相当は区分C(0.040〜0.035)です。

壁の断熱材は何mmあればいい?

目標のR値を熱伝導率で割ると、要る厚さが出ます。この計算の「目標にするR値」を変えると確かめられます。地域や部位で必要な値が違うので、住んでいる地域の省エネ基準で確かめてください。

表面の0.11と0.04は何?

壁の室内側と室外側で、空気から壁へ熱が伝わるときの抵抗です。壁の一般的な値として、室内側0.11、室外側0.04を使っています。

計算どおりの性能になる?

なりません。壁の中の柱や間柱の部分は熱が逃げやすく、すき間や施工の乱れでも性能は落ちます。壁全体の性能は、この計算より低くなります。

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