停電に備える電気の量の計算
停電が続く時間と、冷蔵庫の消費電力、スマホの充電回数を入れると、ポータブル電源に必要な容量(Wh)の目安を計算します。照明や電池の容量もくわしい条件で変えられます。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
使う電気(Wh)= 消費電力(W)× 使う時間(時間)
必要な容量 = 使う電気の合計 ÷ ポータブル電源から取り出せる割合
例:冷蔵庫100Wが24時間のうち40%動き、照明10Wを5時間、スマホ4,000mAhを4回充電するとします。冷蔵庫は100×24×0.4=960Wh、照明は10×5=50Wh、スマホは4,000×3.7÷1,000×4=59.2Whで、合計1,069.2Whです。取り出せる割合85%なら、1,258Wh以上の容量が目安になります。
スマホの充電をWhに直す
電力量(Wh)= 電池の容量(mAh)× 電圧(V)÷ 1,000で計算しています。国土交通省がモバイルバッテリーの機内持ち込みの基準で使っている式と同じ式です。
入れる数字は必ず確かめる
冷蔵庫・照明の消費電力、冷蔵庫が動いている割合、ポータブル電源から取り出せる割合は、機種によって大きく違う目安の値です。家電の表示や仕様表で確かめて入れてください。
出典:国土交通省「【旅客の皆様へ】モバイルバッテリーの持込みについて」(電力量Whは、容量(mAh)×電圧(V)÷1,000で求めるという換算式)、計算式の定義(電力量は消費電力と使う時間の積で求めるという定義によるもの)
よくある質問
冷蔵庫の消費電力はどこを見る?
本体の裏側や側面にある表示か、取扱説明書の「定格消費電力」を見てください。年間消費電力量(kWh/年)しか書かれていないときは、それを8,760時間(1年の時間)で割ると、平均の消費電力に近い値になります。
なぜ冷蔵庫が動いている割合を掛けるの?
冷蔵庫はいつも全力で動いているわけではなく、庫内が冷えるとコンプレッサーが止まります。定格消費電力をそのまま24時間分かけると、必要な容量を大きく見すぎてしまうためです。この割合は機種や外の気温で変わる目安の値です。
計算した容量ぴったりで足りる?
余裕を持たせてください。寒い日や暑い日は電池の性能が落ちます。また、冷蔵庫のように動き始めに大きな電気を使う家電では、容量だけでなく「出力(W)」が足りているかも確かめる必要があります。
医療用の機器がある場合は?
停電に備える方法を必ず主治医や販売店に相談してください。この計算は目安であり、医療用の機器の備えに使うものではありません。