ボルトの締め付けトルクの計算
ボルトの呼び径・ピッチ・目標の軸力・トルク係数を入れると、ねじの有効断面積と、締め付けに必要なトルクを計算します。JIS B 1083の推奨トルクの値は確認できていないため、式の定義のみで計算しています。
計算方法
締め付けトルク(N・m) = トルク係数 × 軸力(N) × 呼び径(mm) ÷ 1000
例:呼び径8mm、目標の軸力15kN(15,000N)、トルク係数0.2なら、締め付けトルクは0.2×15,000×8÷1000=24N・mです。
ねじの有効断面積は、ISO一般用メートルねじの基準山形(JIS B 0205に対応する形)にもとづき、有効径と谷の径から計算します。有効径=呼び径-0.649519×ピッチ、谷の径=呼び径-1.226869×ピッチです。
トルク係数は、ねじ面やナットの座面の摩擦の大きさを表す係数で、潤滑の有無や表面処理で大きく変わります。JIS B 1083などの規格には推奨のトルク値が示されていますが、規格票を確認できていないため、このツールでは係数を自分で入れる形にしています。
出典:締め付けトルクの計算式の定義(締め付けトルク = トルク係数 × 軸力 × 呼び径)、ねじの有効断面積の計算式の定義(ISO一般用メートルねじの基準山形にもとづく、有効断面積 = 円周率 ÷ 4 ×{(有効径+谷の径)÷ 2}の2乗)、JIS B 1083(ボルト・ナットの締め付け通則)に示される推奨トルク係数・トルクの値は、規格票を確認できていません。実際に使う値は、部品メーカーの資料や実測で確認してください
よくある質問
トルク係数はどう決める?
ねじ面やナットの座面の摩擦の大きさで決まる係数で、潤滑の有無や表面処理によって大きく変わります。使う部品のメーカーが示す値や、実測(トルクと軸力を同時に測る試験)で確認するのが確実です。
軸力はどう決める?
ボルトの強度区分や、締結する部品にかかる力から、必要な軸力を設計で決めます。ボルトの許容範囲を超えないよう、部品メーカーの資料もあわせて確認してください。
この計算だけでボルトを締めていい?
いいえ。ここでの計算はトルクと軸力の関係を示す式にもとづく目安です。実際の締め付けは、規格や部品メーカーが示す条件、必要に応じてトルクレンチでの管理とあわせて行ってください。