ブレーカー・電線の選定の目安の計算
電線の種類・太さと、まとめる本数、使う電気の合計を入れると、電線に流せる電流の目安と、選ぶ目安になるブレーカーの容量がわかります。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
電線に流せる電流 = 1本での許容電流 × 電流減少係数(電流減少係数は、同じ電線管にまとめる本数によって変わります)
使う電気の電流 = 合計のワット数 ÷ 電圧
選ぶ目安のブレーカーは、使う電気の電流以上で、かつ電線に流せる電流以下になる、いちばん小さい一般的な容量(15A・20A・30A・40A・50A・60A)です。
例:1.6mmの単線を2本まとめると、電流減少係数0.70がかかり、許容電流は27×0.70=18.9Aです。
式の意味を説明します。電線には流せる電流の上限があり、同じ管に何本もまとめると熱が逃げにくくなるため、上限を係数で下げます。これが電流減少係数です。使う側の電流は、機器のワット数を電圧で割って求めます。ブレーカーは、使う電流より大きく、電線の上限より小さい容量から選びます。
例:単線1.6mmを2本まとめた場合、1本での許容電流27Aに係数0.70をかけて18.90Aです。100Vで1,500Wを使うと15Aなので、この範囲に収まります。
気をつけること。この計算は目安で、安全を保証するものではありません。実際に流せる電流は、電線の種類、周囲の温度、工事の方法で変わります。屋内配線の工事には電気工事士の資格が必要です。既設の配線を変えるときは、必ず電気工事店に相談してください。
出典:フジクラ・ダイヤケーブル 電線・ケーブルの許容電流(がいし引き工事・周囲温度30℃、まとめる本数ごとの電流減少係数)
よくある質問
なぜ本数が増えると許容電流が減る?
電線をまとめると、それぞれの電線から出た熱がこもりやすくなり、同じ電流でも温度が上がりやすくなるためです。
この計算だけでブレーカーを決めていい?
いいえ。この計算は目安です。実際の配線は、ほかの負荷や施工の条件も関係するため、電気工事士に相談してください。
200Vにすると何が変わる?
同じワット数でも、電圧が2倍になる分、電流は半分になります。エアコンなど専用回路がある機器で使われます。