比較優位(どちらが何を作ると得か)の計算
2つの国(または2つの会社)が、それぞれ1日に作れる数を入れると、機会費用(片方を作るためにあきらめるもう片方の量)を出し、どちらがどれを作ると得かを判断します。交換の比率を入れると、両方が得になる条件かどうかも出ます。
| 国・会社の名前 | ものAの数 | ものBの数 | |
|---|---|---|---|
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
ものA1つの機会費用 = ものBの作れる数 ÷ ものAの作れる数
ものB1つの機会費用 = ものAの作れる数 ÷ ものBの作れる数
機会費用が小さいほうが、その品に比較優位があります。
例:A国は1日に小麦10つか布5つを作れ、B国は小麦4つか布4つを作れるとします。A国が小麦1つを作るには布0.5つをあきらめ、B国は布1つをあきらめます。小麦の機会費用はA国のほうが小さいので、A国は小麦に、B国は布に比較優位があります。
作れる量が少ない側にも比較優位がある
この例ではA国が小麦も布もB国より多く作れます(絶対優位)。それでも機会費用を比べると、B国には布の比較優位があります。だから両国が得意なほうに力を入れて交換すると、どちらも手に入る量が増えます。
交換が両方の得になる条件
ものA1つに対するものBの交換の数が、2つの機会費用の間にあるときです。
例:A国の機会費用が0.5つ、B国が1つなら、小麦1つを布0.5つより多く、1つより少ない量と交換すれば、両方が得になります。0.75つならどちらも得です。
2つの機会費用が同じときは、比較優位がなく、特化して交換しても増える量はありません。
出典:式の定義(経済学の比較優位の考え方)
よくある質問
絶対優位と比較優位は何が違う?
絶対優位は「作れる量が多いか」、比較優位は「あきらめる量が少ないか」です。作れる量がすべて少ない側にも、比較優位のある品はあります。
会社や個人の仕事にも使える?
使えます。2人のうち片方がどの仕事も速くても、あきらめる量を比べれば分担の決め方がわかります。速い人が、より差が大きい仕事に集中するほうが全体の量が増えます。
交換の比率はどう決まる?
2つの機会費用の間であれば両方が得になりますが、その中のどこに落ち着くかは交渉や需要と供給で決まります。この計算では、入れた比率がその間にあるかどうかだけを判断しています。