労働生産性(1人あたり付加価値・1人あたり売上高)の計算
付加価値額と従業員数、売上高を入れると、労働生産性(従業員1人あたりの付加価値額)を出します。1人あたりの売上高と、1時間あたりの付加価値(人時生産性)もわかります。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
労働生産性 = 付加価値額 ÷ 従業員数
例:付加価値額5,000万円、従業員20人なら、1人あたり250万円です。
1人あたりの売上高 = 売上高 ÷ 従業員数1時間あたりの付加価値(人時生産性) = 付加価値額 ÷(1人あたりの年間労働時間 × 従業員数)1人あたりの経常利益 = 経常利益 ÷ 従業員数付加価値率 = 付加価値額 ÷ 売上高
付加価値額の出し方
2つの考え方があります。
- 引き算:売上高 − 外部から買ったものの費用(材料費・仕入高・外注費など)
- 足し算:営業利益 + 人件費 + 賃借料 + 減価償却費 + 金融費用 + 租税公課
どちらを使うかで金額が変わるので、比べるときは同じ式でそろえてください。
式の意味を説明します。労働生産性は、働いた人1人がどれだけ価値を生んだかを表します。だから付加価値額を従業員数で割ります。1時間あたりで見たいときは、人数ではなく総労働時間で割ります。付加価値は、売上からよその会社に払った分を除いた、自社で生み出した価値のことです。
例:付加価値額7,500万円、従業員30人なら1人あたり250万円です。1人の年間労働時間が2,700時間なら、1時間あたりの付加価値は926円になります。
気をつけること。付加価値額の出し方には、売上から外部購入分を引く方法と、営業利益に人件費などを足す方法があります。会社や統計で使う式が違うため、同じ式で計算した数字どうしで比べてください。パートを人数でどう数えるかによっても値が変わります。
出典:式の定義(経営分析で一般に使われているもの)
よくある質問
生産性と効率性はどう違いますか?
生産性は、従業員数や労働時間といった投入した資源に対して、どれだけの成果(付加価値額など)を生み出したかを示す指標です。効率性は、同じ成果をより少ない資源やムダなく生み出せているかという意味合いで使う言葉です。
労働生産性の定義は何ですか?
労働生産性は、従業員1人がどれだけの付加価値額を生み出したかを示す指標で、付加価値額を従業員数で割って計算します。企業の稼ぐ力を従業員の人数あたりで比べるときに使う指標です。
労働生産性と1人あたり売上高はどう違う?
1人あたり売上高は売上をそのまま人数で割った額です。労働生産性は、売上のうち自分の会社が生み出した分(付加価値額)を人数で割った額なので、仕入れの多い商売でも実力が比べやすくなります。
パートやアルバイトは人数にどう数える?
働いた時間を正社員の時間で割った人数(常用換算した人数)で数えると、実際に近い生産性になります。人数のまま数えると、短い時間で働く人が多い会社の生産性は低く見えます。