流動比率・当座比率・現金比率・手元流動性の計算
流動資産と流動負債を入れると、流動比率を計算します。当座資産や現金・預金、月商を入れると、当座比率・現金比率・手元流動性(月商の何か月分の現金を持っているか)もわかります。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100
当座比率 = 当座資産 ÷ 流動負債 × 100
現金比率 = 現金及び預金 ÷ 流動負債 × 100
手元流動性 = 現金及び預金 ÷ 月商
例:流動資産8,000万円、流動負債5,000万円なら、流動比率は160%です。当座資産は、流動資産から棚卸資産(在庫)や前払費用など、すぐには現金にしにくいものを除いた額です。手元流動性は「か月分」で表し、月商の何か月分の現金及び預金を持っているかを表します。これらは財務分析で一般に使われている計算式の定義です。
なぜ割り算で見るのかを説明します。流動資産は1年以内に現金になる見込みのお金、流動負債は1年以内に払うお金です。割った値が100%を上回れば、1年以内の支払いを1年以内に入るお金でまかなえる形になります。100%を下回ると、外から資金を用意する必要が出やすくなります。
例:流動資産6,000万円・流動負債5,000万円で考えます。当座資産3,500万円・現金及び預金2,000万円・月商1,500万円とします。このとき流動比率は120.0%、当座比率は70.0%、現金比率は40.0%、手元流動性は1.3か月分です。
気をつけること。どれも決算日という1時点の数字なので、季節による資金の増減は表れません。売掛金の回収が遅れているときや在庫が売れ残っているときは、比率が高くても手元の資金が足りないことがあります。普通とされる水準は業種で違うため、比べるときは同じ業種でそろえてください。
出典:式の定義(財務分析で一般に使われているもの)
よくある質問
流動比率と当座比率はどう使い分ける?
流動比率は在庫も含めた広い範囲で見る指標、当座比率は在庫を除いた、より厳しめに見る指標です。在庫が多い業種では、両方を見比べることがあります。
手元流動性は何を表す?
今すぐ使える現金及び預金が、毎月の売上高の何か月分にあたるかを表す指標です。