共有持分の割合の計算
家や土地を2人以上で買うとき、それぞれが出したお金から、登記する持分の割合を分数で出します。出したお金の割合と登記の持分がずれると贈与税がかかることがあるので、そのずれの金額も一緒に確かめられます。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
持分 = その人が出したお金 ÷ 全員が出したお金の合計
例:4,000万円の家を、あなたが2,500万円、相手が1,500万円で買うなら、あなたの持分は2,500 ÷ 4,000 = 8分の5、相手は8分の3です。
「出したお金」は、頭金だけでなく、その人の名義で借りて返す住宅ローンも含みます。登記費用や仲介手数料などの諸費用も、だれが出すかで持分に入れて考えます。
出したお金の割合と登記する持分がずれると、多くもらった側が、その差の分を贈与されたものとして扱われます。例えば4,000万円の家で、あなたが2,000万円、相手が1,000万円ずつ出したのに持分を2分の1ずつにすると、差の500万円が贈与とみなされます。贈与税の基礎控除は1年で110万円です。
よくある質問
共有持分の割合はどう決める?
出したお金の割合で決めます。頭金だけでなく、その人の名義で借りて返す住宅ローンも「出したお金」に入れます。国税庁も、負担した割合どおりに登記すれば贈与税の問題は生じないと説明しています。
持分の分数はどう書く?
「8分の5」のように、分母と分子を約分した形で登記します。割り切れないときは、分母を100や1000にそろえて、出した割合にいちばん近い分数にすることが多いです。
持分を半分ずつにすると贈与税がかかる?
出したお金が半分ずつでなければ、差の分が贈与とみなされることがあります。4,000万円の家で2,000万円と1,000万円を出して持分を半分ずつにすると、差の500万円が贈与とみなされます。
親から援助をもらったときの持分は?
援助を受けた人が出したお金として数えます。ただし援助そのものには贈与税がかかることがあります(住宅取得等資金の非課税の特例を使える場合もあります)。
相続で分けるときの持分は?
相続では、遺言や遺産分割の話し合いで決めた割合になります。話し合いがまとまるまでは、法律で決まった相続分(法定相続分)で共有している状態です。