仕事率(電力)の単位の換算
数値と単位を選ぶと、W・kW・仏馬力(PS)・英馬力(HP)・dBm・dBWに、まとめて換算します。日本の計量法で認められている馬力と、英馬力の違いも説明します。
計算方法
PS(仏馬力)= W ÷ 735.5(日本の計量単位令第11条第2項の定義)
HP(英馬力・参考値)= W ÷ 745.7(1秒間に550重量ポンド・フィートの仕事をする、というヤード・ポンド法の定義から計算した値)
dBm = 10 × log10(電力[mW])、dBW = 10 × log10(電力[W])
仕事率(電力)の基本の単位はWです。馬力は、Wを決まった数で割って表す単位で、仏馬力と英馬力で1馬力の大きさが少し違います。計量単位令第11条第2項は、仏馬力をワットの735.5倍と定めています。
dBmとdBWは、電力そのものではなく、基準(1mWと1W)に対する比を対数で表した単位です。電力が10倍になるごとに10dB増え、2倍でおよそ3dB増えます。
例:100kW(100,000W)は、PSでは100,000÷735.5=約136.0、HPでは約134.1です。dBWでは10×log10(100,000)=約50.0dBWになります。
0dBW=30dBmで、2つの単位には1,000倍(30dB)の差があります。マイナスのdBmは、1mWより小さい電力を表します。英馬力は計量単位令に定義がないため、ここでは参考値として表示しています。
出典:e-Gov法令検索 計量単位令 第11条第2項(仏馬力の定義:ワットの735.5倍)、英馬力(機械馬力)とdBm・dBWの定義そのもの
よくある質問
日本の乗用車のカタログにある馬力はどちら?
多くの場合、PS(仏馬力)が使われています。近年はkWで表記されることも増えています。
なぜ英馬力は計量法の単位ではないの?
日本の計量法は、当分の間の特例として仏馬力(PS)だけを認めており、英馬力(HP)は法定の計量単位に含まれていません。海外の資料でよく使われる参考値として扱ってください。
dBmとdBWの違いは?
dBmはミリワット(mW)を基準にした単位、dBWはワット(W)を基準にした単位です。同じ電力でも、dBmの値のほうが30大きくなります。