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Wi-Fi電波の到達距離の目安の計算

更新:2026年9月

送信出力・周波数・アンテナ利得(合計)・受信感度を入れると、フリスの伝達公式(自由空間伝搬損失)を使って、電波が届く距離のおおよその目安を計算します。

dBm
家庭用Wi-FiルーターはおよそPCならいえにかかわらず20dBm(100mW)前後です
GHz
dBi
dBm
マイナスの値で入れます。一般的な機器はおよそ-70から-90dBmです

計算方法

フリスの伝達公式は、電波が空間を伝わるときに弱くなる量(自由空間伝搬損失)を表す式です。周波数をMHz、距離をkmとすると、損失は次のようになります。

伝搬損失(dB) = 20 × log10(距離km) + 20 × log10(周波数MHz) + 32.44

受信側で電波を感知できる限界(受信感度)までこの損失が許されるので、送信出力とアンテナ利得の合計から受信感度を引いた値が、許容できる伝搬損失になります。その式を距離について解くと、届く距離の目安が出ます。

距離(km) = 10の((送信出力+アンテナ利得-受信感度-20×log10(周波数MHz)-32.44)÷20)乗

例:送信出力20dBm、周波数2.4GHz、アンテナ利得5dBi、受信感度-70dBmでは、見通しの良い場所でおよそ560mが目安です。

この式は、壁や家具などの障害物がない見通し距離(line of sight)を前提にした理論値です。屋内では壁や床による減衰があるため、実際に届く距離はこれよりかなり短くなります。

出典:式の定義(フリスの伝達公式・自由空間伝搬損失の式そのもの。送信出力・周波数・アンテナ利得・受信感度は入力した値を使います)

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よくある質問

なぜ実際のWi-Fiはこんなに遠くまで届かない?

この計算は、間に何もない見通しの良い空間を前提にした理論上の最大値です。実際の家やオフィスでは壁・床・家具・人体などが電波を吸収・反射するため、同じ条件でも届く距離は大きく短くなります。

5GHzと2.4GHz、どちらが遠くまで届く?

同じ送信出力なら、周波数が低い2.4GHzのほうが伝搬損失が小さく、遠くまで届きやすい計算になります。5GHzは伝搬損失が大きい分、障害物を回り込みにくい性質もあります。

アンテナ利得が高いほどいい?

利得が高いアンテナは特定の方向に電波を集中させて飛ばす性質があります。全方向に届かせたい場合は、利得よりも設置場所や障害物の少なさのほうが効いてくることがあります。

よく一緒に使われる計算