報酬の源泉徴収の計算
原稿料・デザイン料などの報酬から引かれる源泉徴収の税額(10.21%、100万円を超える部分は20.42%)と、振り込まれる額を出します。手取りから請求額を逆算(グロスアップ)することもできます。
円
手取りは「報酬 − 源泉徴収の税額」(消費税は別)です
分けて書くと、源泉徴収は税抜きの報酬だけにかかります。免税事業者で消費税を請求しないときは外します
確定申告で清算するまでの流れ
- 受け取るとき 支払調書や支払い明細で、引かれた源泉徴収の額を確認する
- 2月16日〜3月15日 1年分の所得をまとめて確定申告をする
- 前払いが多いとき 1年の所得税より源泉徴収の合計が多ければ、還付を受けられる
源泉徴収の対象になる報酬の種類は国税庁のページで確認します
計算方法
1回に払う報酬の額(A)によって、源泉徴収の税額(所得税と復興特別所得税)が決まります。
- 100万円以下:
A × 10.21% - 100万円超:
(A − 100万円)× 20.42% + 102,100円
1円未満の端数は切り捨てます。例:150万円なら、(150万円 − 100万円)× 20.42% + 102,100円 = 204,200円です。
請求書で報酬と消費税の額がはっきり分かれていれば、報酬の額だけに源泉徴収をかけることができます。分かれていなければ、消費税を含めた額にかけます。
手取りから請求額を出す(グロスアップ)
「報酬 − 源泉徴収の税額」がほしい手取りとちょうど同じになる報酬の額を探します。1円未満の切り捨てのため、同じ手取りになる額が2つあるときは大きい方を出します(例:手取り89,790円なら100,000円)。ちょうど同じにならないときは、手取りがほしい額を少し超える、いちばん小さい額を出します。100万円以下なら、おおよそ手取り ÷ 0.8979です。
2027年1月1日以後は、復興特別所得税の率が下がり、防衛特別所得税が加わります。合わせた率は変わらないため、10.21%(20.42%)のままです。
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よくある質問
引かれた源泉徴収は戻ってくる?
源泉徴収は所得税の前払いです。確定申告で1年の所得税を計算し、前払いが多すぎれば戻ってきます。
個人に払うときはいつも源泉徴収する?
原稿料・デザイン料・講演料など、法律で決まった種類の報酬を払う場合です。払う側が個人で、源泉徴収をする義務がない人(給与を払っていない人など)は、源泉徴収をしません。