充電時間の計算
電池の容量と充電器の出力(W)から、充電にかかる時間の目安を出します。途中から充電するときの時間もわかります。
計算方法
充電する電気の量(Wh) = 容量(mAh) × 電圧(V) ÷ 1,000 ×(どこまで − 今の残り)÷ 100
充電時間 = 充電する電気の量 ÷(充電器の出力(W) × 効率)(1分未満は切り上げ)
容量と電圧から電力量を出す式は、国土交通省の資料の式と同じです。効率の初期値100%は、充電のときの損失(熱など)をまったく考えない場合で、いちばん短い時間になります。
実際の充電では、スマホが受け取れる出力の上限や、電池の温度、満充電に近づいたときに充電を遅くするしくみなどで、時間は長くなります。
式の意味を説明します。電池にためられる電気の量は、容量(mAh)と電圧(V)をかけてWh(ワットアワー)で表します。充電器の出力もWなので、単位をそろえるとWhをWで割れば時間という関係になります。残量から目標までの差をかけているのは、必要な分だけを計算するためです。
例:容量5,000mAh・電圧3.7Vの電池を0%から100%まで充電します。必要な電気は18.5Whなので、20Wの充電器なら約56分です。
気をつけること。効率100%は損失がないとした、いちばん短い目安です。実際は熱になる分があるため、これより長くかかります。満充電に近づくと電池を守るために速度を落とすので、残り20%あたりから遅くなります。ケーブルや端子が対応していないと、充電器の表示どおりの出力は出ません。
よくある質問
電気自動車(EV)の充電時間もこのツールで計算できますか?
いいえ、このツールはスマートフォンなどmAh単位の電池を想定した計算です。電気自動車はkWh単位のバッテリー容量で、充電方式(普通充電・急速充電)によっても出力の考え方が異なるため、このツールでは計算できません。
iPhoneの画面に出る「あと◯分」の表示と、この計算結果が違うのはなぜですか?
iPhoneなどの端末が表示する時間は、そのときの充電速度や電池の状態をもとにリアルタイムで予測した値です。このツールの計算は容量と充電器の出力から出す目安の時間なので、充電が進むにつれて速度が落ちるといった実際の充電の動きは反映していません。
20Wの充電器で5,000mAhのスマホは何分で充電できる?
電圧3.7V、損失なしとすると、18.5Wh ÷ 20W = 約56分です。実際は満充電の手前から充電がゆっくりになるため、これより長くかかります。
出力の大きい充電器なら必ず速くなる?
スマホが受け取れる出力の上限を超えた分は使われません。スマホの仕様表で、対応する充電の出力を確かめてください。