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ジニ係数(所得の分布のかたより)の計算

更新:2026年9月

人数(または世帯数)と所得の合計額を、いくつかのグループに分けて入れると、ローレンツ曲線をもとにジニ係数を計算します。所得や資産の分布のかたよりを表す指標です。

人数(または世帯数)所得の合計額(円)
5つ程度のグループ(五分位)に分けるのが一般的です

計算方法

グループを所得が低い順に並べ、人数の累積割合(X)と所得の累積割合(Y)を求めます。

ジニ係数 = 1 − Σ(Xの増分)×(Yの今回の値 + Yの前回の値)

XとYを結んだ線をローレンツ曲線といいます。全員の所得が同じなら、この線は45度の対角線になります。かたよりが大きいほど線は下にたれ、対角線とのあいだの面積が広がります。ジニ係数は、その面積を2倍した値で、0から1のあいだになります。

上の式は、曲線の下側の面積を台形に分けて足し上げ、それを1から引くことで同じ値を求めています。

例:5つのグループの人数がすべて同じで、所得もすべて同じなら、曲線は対角線と重なり、ジニ係数は0です。1つのグループにほとんどの所得が集まっているときは、1に近づきます。

グループの数が少ないと、同じ集団でもジニ係数は小さめに出ます。グループの中のばらつきが見えなくなるためです。所得は、税や社会保険料を引く前か後かで値が変わるので、比べるときは同じ条件でそろえてください。これは統計学で一般に使われている式の定義で、参照する公的な資料はありません。

所得のかわりに、売上、資産、人口などの数字でも同じ計算ができます。かたよりの大きさを0から1の数で表したいときに使えます。

出典:式の定義(統計学で一般に使われているもの)

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よくある質問

日本のジニ係数はこのツールで調べられますか?

いいえ、このツールは入力したグループごとの人数と所得から、その場でジニ係数を計算するものです。日本全体や他の国の公式なジニ係数の数値は載せていないため、統計を知りたい場合は厚生労働省や総務省が公表している調査をご確認ください。

ジニ係数は国どうしの比較に使えますか?

ジニ係数は0から1の間の値で所得のかたよりを表すため、同じ調査方法・同じ所得の定義で計算されていれば、国や年どうしの比較に使えます。ただし、当初所得か再分配後の所得かなど、もとにする所得の範囲が違うと単純には比較できません。

ジニ係数は何に使われる?

国や地域の所得の格差を比べるときや、同じ国の中で年ごとの変化を見るときに使われます。厚生労働省や総務省の統計でも公表されています。

グループの数を増やすと値は変わる?

同じ元データでも、グループを細かく分けるほど、実際のジニ係数(個人単位で計算した値)に近づきます。グループが少ないと、実際の値より小さめに出ることがあります。

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