手取りから額面の年収を逆に求める
欲しい手取りを入れると、それに必要な額面の年収と月給を出します。2026年分の所得税・住民税と、協会けんぽの保険料率で計算しています。ボーナスがなく、毎月同じ額をもらう場合の目安です。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
額面の年収を少しずつ変えながら手取りを計算し、欲しい手取りにいちばん近い年収を探しています(二分探索)。手取りの計算そのものは、次の式です。
手取り = 額面の年収 − 社会保険料 − 所得税 − 住民税
例:東京都で働く40歳未満の独身の人が、1年の手取り300万円を求めると、必要な額面の年収は約386万円です。引かれるお金は1年で約86万円になります。
それぞれの計算
- 社会保険料:月給を等級の表にあてはめて標準報酬月額(保険料の計算に使う月給の目安の額)を決め、協会けんぽの都道府県別の料率をかけて2で割ります(会社と半分ずつ)。雇用保険は月給に料率をかけます。
- 所得税:額面から給与所得控除を引いて給与所得を出し、社会保険料控除・基礎控除などを引いた課税所得に税率をかけます。復興特別所得税(2.1%)を足します。
- 住民税:前の年の所得をもとに計算します。所得割(所得に応じてかかる部分)は課税所得の10%、均等割(所得に関係なく定額でかかる部分)は5,000円です。調整控除も計算に入れています。
手取りの割合の目安
| 額面の年収 | 手取りのおおよその割合 |
|---|---|
| 300万円くらい | 約80% |
| 500万円くらい | 約78% |
| 800万円くらい | 約75% |
| 1,000万円くらい | 約73% |
年収が上がるほど、所得税の税率が上がるため、手取りの割合は下がります。ただし厚生年金と健康保険には上限があるため、高い年収では社会保険料の割合は下がります。
ここで出るのは目安です。会社の制度で引かれるお金や、ほかの控除があると変わります。
出典:国税庁 給与所得控除、国税庁 所得税の税率、協会けんぽ 保険料額表、日本年金機構 厚生年金保険の保険料、総務省 個人住民税
よくある質問
手取り20万円にするには年収いくら?
東京都で働く40歳未満の独身の人の目安では、毎月の手取り20万円に必要な額面の年収は約310万円です。毎月の額面は約26万円になります。条件を変えると額も変わります。
なぜ手取りは額面の8割くらいになる?
社会保険料が額面の約15%、所得税と住民税が約5%から10%かかるためです。年収が上がるほど所得税の税率が上がるので、手取りの割合は下がります。
ボーナスがあるときは?
この計算はボーナスがない場合のものです。ボーナスには健康保険と厚生年金の上限(標準賞与額)があるため、同じ年収でもボーナスの割合が大きいほど手取りは少し増えることがあります。
扶養している家族がいると変わる?
変わります。扶養控除の分だけ所得税と住民税が減るので、同じ手取りでも必要な年収は下がります。くわしい条件を変えるところで人数を入れてください。
転職の希望年収を決めるのに使える?
目安として使えます。ただし、会社によって住宅手当や通勤手当、組合費などで引かれるお金が違います。求人票の額面と、この計算の額面をくらべてください。