発生率・有病率の計算
新しく発生した件数(または、ある時点での件数)と、対象になった人年や人口を入れると、人口あたりの発生率(罹患率)・有病率を計算します。統計の指標の計算だけで、特定の病気の危険度は判定しません。
人年は「1人を1年間観察したら1人年」と数えた合計です
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
発生率(罹患率) = 新しく発生した件数 ÷ 観察した人年 × 何人(人年)あたりか
有病率 = ある時点で持っている人数 ÷ 対象になった人口 × 何人あたりか
例:10,000人年観察して12件新しく発生したら、発生率は10,000人年あたり12、100,000人年あたりでは120です。
発生率(罹患率)は、一定の期間にどれだけ新しく病気になったかを表す指標で、原因と病気の関係を調べるときによく使われます。有病率は、ある時点でどれだけの人が病気を持っているかを表す指標で、医療や福祉の対策を考えるときによく使われます。どちらも、対象にした集団や期間によって数字が変わるため、同じ条件どうしでないと比較できません。
出典:日本疫学会 疫学用語の基礎知識「有病率と罹患率」、日本薬学会 薬学用語解説「罹患率」、日本薬学会 薬学用語解説「有病率」
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よくある質問
発生率と有病率はどう違いますか。
発生率(罹患率)は一定の期間に新しく発生した件数、有病率はある一時点で病気を持っている人の割合です。発生率は原因を調べるとき、有病率は対策の規模を考えるときによく使われます。
人年とは何ですか。
1人を1年間観察したら1人年、2人を1年間ずつなら2人年、1人を2年間なら2人年と数えます。追跡の途中で対象から抜けた人がいても、実際に観察できた期間を公平に数えられます。