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死亡率・致命率の計算

更新:2026年9月

ある期間の死亡数と人口を入れると、粗死亡率(人口10万人あたり)を計算します。病気にかかった人のうち死亡した人の割合(致命率)も計算できます。年齢調整死亡率の考え方もあわせて説明します。

計算方法

粗死亡率(人口10万人あたり) = 死亡数 ÷ 人口 × 100,000

致命率 = その病気による死亡数 ÷ その病気にかかった人数 × 100

例:人口100,000人の地域で1年間に120人が死亡したら、粗死亡率は120です。

年齢調整死亡率の考え方

年齢調整死亡率は、年齢構成の違う集団どうしを公平に比べるために、年齢構成を「基準人口」という決まった構成にそろえて計算し直した死亡率です。年齢ごとの死亡率に、基準人口のその年齢の人数をかけて足し合わせ、基準人口の総数で割って求めます。日本の人口動態統計では、令和2年から基準人口が「平成27年モデル人口」に変わりました(それより前は「昭和60年モデル人口」)。年齢別のくわしい死亡数のデータが必要になるため、この計算式そのものはこのツールでは扱っていません。

式の意味を説明します。粗死亡率は、人口に対する死亡数の割合です。そのままでは小さい数になるため、10万をかけて比べやすい大きさにします。致命率は分母が違い、その病気にかかった人だけを数えます。だから粗死亡率は集団全体の話、致命率は病気にかかった人の中の話になります。

例:人口150,000人の地域で1年に180人が死亡した場合、粗死亡率は人口10万人あたり120.0です。

気をつけること。これは統計の指標を計算するだけのもので、特定の病気の危険度を判定するものではありません。粗死亡率は年齢構成の影響を強く受けるため、高齢者の多い地域では高く出ます。地域どうしを比べるときは年齢調整死亡率を使います。致命率は、かかった人をどこまで数えたかで大きく変わります。

出典:厚生労働省 人口動態統計特殊報告「都道府県別年齢調整死亡率の概況」、計算式の定義(粗死亡率・致命率の定義によるもの)

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よくある質問

粗死亡率と年齢調整死亡率はどう違いますか。

粗死亡率はそのままの死亡数を人口で割った値で、高齢者が多い集団ほど高くなります。年齢調整死亡率は、年齢構成をそろえて計算し直した値で、地域間の比較や年ごとの比較に向いています。

致命率が高い病気は危険な病気ですか。

致命率は「かかった人のうち死亡した割合」で、病気の重さの目安の1つですが、治療の進み方や診断される時期によっても変わります。危険度の判定は、医師や専門機関の情報を確認してください。

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