体脂肪率の計算
身長・首まわり・腹囲(女性は腰まわりも)から、体脂肪率の目安を出します(米国海軍が使う周囲長法)。身長・体重・年齢からBMIをもとに推定する式も同時に出して比べられます。誤差が大きく、体組成計の値とも一致しません。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
体脂肪率(男性)= 86.010 × log10(腹囲 − 首まわり)− 70.041 × log10(身長)+ 36.76体脂肪率(女性)= 163.205 × log10(腹囲 + 腰まわり − 首まわり)− 97.684 × log10(身長)− 78.387(長さはインチ)
例:男性で身長170cm・腹囲82cm・首まわり37cmなら、インチに直すと(82−37)÷2.54=17.72インチ、170÷2.54=66.93インチです。これを式に入れると、体脂肪率は約16.3%になります。
これは米国海軍が使っている周囲長法で、1984年にホジドンとベケットの2人が、水中で体重を量る方法と比べて作った式です。首まわりが太いほど、腹囲が細いほど、身長が高いほど低く出ます。誤差はおおよそ3〜4ポイントです。
もう一つのBMIから推定する式 = 1.20 × BMI + 0.23 × 年齢 − 10.8 ×(男性は1・女性は0)− 5.4は、1991年にデューレンバーグらが作ったもので、誤差は約4ポイントです。ヨーロッパの成人のデータで作られているため、日本人にそのまま当てはまるとはかぎりません。
体脂肪の重さは、体重に体脂肪率をかけて出します。表示する体脂肪率は2%〜70%の範囲に収めています。
肥満の判定には、日本でも国際的にもBMIを使い、体脂肪率は使いません(BMI25以上で肥満、35以上で高度肥満)。厚生労働省も、体脂肪率の正確な測定は難しく、一定の誤差があることを理解したうえで目安の一つとして使い、増減の傾向をみるようすすめています。
出典:米国海軍が使う周囲長法(1984年 ホジドン・ベケットの式)を載せた論文(米国国立衛生研究所)、BMIから推定する式(1991年 デューレンバーグの式)を、作った本人がまとめた論文(米国国立衛生研究所)、厚生労働省 e-ヘルスネット「体脂肪率」、厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満」
よくある質問
体脂肪率はメジャーだけでわかる?
目安なら出せます。米国海軍が使っている式は、首まわりと腹囲(女性は腰まわりも)と身長から体脂肪率を推定します。ただし誤差はおおよそ3〜4ポイントあり、正確な値ではありません。
首まわりと腹囲はどこを測る?
首まわりは、のどぼとけの少し下で、まっすぐ前を見た姿勢で水平に測ります。腹囲は、息を吐いたときにへその高さで水平に測ります。メジャーは締めつけず、皮膚がくぼまない強さにします。
体組成計の数字と違うのはなぜ?
測り方がまったく違うからです。体組成計は体に弱い電流を流して推定し、機種ごとに推定のしかたや判定基準が違います。厚生労働省も、体脂肪率の正確な測定は難しく、一定の誤差があることを理解して目安の一つとして使い、増減の傾向を見るようすすめています。
体脂肪率が何%だと肥満?
体脂肪率では判定しません。日本でも国際的にも、肥満の判定にはBMIを使います。BMIが25以上で肥満、35以上で高度肥満です。体脂肪率は、体の変化を追う目安として使います。
BMIから体脂肪率は出せる?
推定はできます。BMIに年齢と性別を組み合わせた式(デューレンバーグ式)があり、この計算でも同時に出しています。ただしヨーロッパの成人のデータで作られた式で、誤差は約4ポイントあり、日本人にそのまま当てはまるとはかぎりません。
体脂肪の重さは何kg?
体重に体脂肪率をかけた値です。体重65kgで体脂肪率20%なら13.0kgです。この計算では、体重を入れると表に出ます。