インフレ・購買力・実質賃金の計算
総務省統計局の消費者物価指数から、昔の金額が今のいくらにあたるかを出します。給料の上がり方と物価の上がり方を入れると、実質賃金が増えたか減ったかもわかります。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
その年の金額を今のお金に直す = 金額 × 比べる年の物価指数 ÷ もとの年の物価指数
例:1995年の1万円は、1995年の指数95.9と2025年の指数111.9から、10,000 × 111.9 ÷ 95.9 = 11,668円にあたります。同じものを買うのに、2025年では1万1,668円必要だということです。
実質賃金の増減(%)={(1 + 給料の増え方)÷(1 + 物価の上がり方)− 1}× 100
例:給料が4.7%増えて物価が2.2%上がった月なら、1.047 ÷ 1.022 − 1 = 0.0245で、実質賃金は2.4%増えた計算になります。給料が増えても、物価がそれ以上に上がると実質賃金は減ります。
使っている数字は、総務省統計局の消費者物価指数(全国・総合・年平均・2020年平均=100)の1970年から2025年までと、厚生労働省の毎月勤労統計調査の最新の結果です。毎月勤労統計では、実質賃金を出すときに消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)で割っています。
2026年8月分から、消費者物価指数の基準が2025年平均=100に変わりました。上の年平均の表(2020年平均=100)とは基準が違うため、そのまま並べて比べることはできません。
| その年 | 消費者物価指数 | 1万円は2025年のいくらか |
|---|---|---|
| 1970年 | 30.9 | 36,214円 |
| 1980年 | 73.2 | 15,287円 |
| 1990年 | 89.6 | 12,489円 |
| 2000年 | 97.3 | 11,501円 |
| 2010年 | 94.8 | 11,804円 |
| 2020年 | 100.0 | 11,190円 |
| 2025年 | 111.9 | 10,000円 |
出典:総務省統計局 2020年基準消費者物価指数 長期時系列データ 全国 年平均 中分類指数(1970年〜最新年)、総務省統計局 2025年基準消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)8月分、厚生労働省 毎月勤労統計調査 2026年(令和8年)7月分結果速報
よくある質問
昔の1万円は今のいくらですか
消費者物価指数で比べます。1970年の1万円は2025年の約3万6,214円、1995年の1万円は約1万1,668円にあたります。年を選ぶと、その年で計算した金額が出ます。
実質賃金とは何ですか
給料の額を、物価の上がり方で割り戻した数字です。給料が4.7%増えても物価が2.2%上がっていれば、実際に買えるものは2.4%しか増えていません。厚生労働省の毎月勤労統計で毎月公表されています。
いちばん新しい物価の数字はどうなっていますか
2026年8月分の全国の総合指数は前の年の同じ月より1.9%上がりました。生鮮食品を除く総合は1.7%上がっています(2026年9月18日公表)。
なぜ2種類の基準が出てくるのですか
消費者物価指数は5年ごとに基準の年を切り替えます。2026年8月分から2025年平均=100になりました。1970年からの長い比較には、基準がそろっている年平均の数字(2020年平均=100)を使っています。
この計算で将来の物価はわかりますか
わかりません。ここに出るのは、公表された過去の指数から計算した数字だけです。将来の見通しは入れていません。