投資の回収期間(単純回収期間・割引回収期間)の計算
最初にかかるお金と、1年目から順に入るお金を入れると、投資を回収するまでの期間を出します。時間の価値を考えない単純回収期間と、将来のお金を今の価値に直してから計算する割引回収期間の両方が出ます。
| その年に入るお金(円) | |
|---|---|
計算方法
単純回収期間 = 入るお金の累計が、最初にかかるお金に届くまでの年数
年の途中で届くときは、その年に入るお金で均等に入ると考えて月に直します。
途中の年の分 =(最初にかかるお金 − 前の年までの累計)÷ その年に入るお金
例:最初にかかるお金1,000万円で毎年300万円入るとします。3年で900万円、4年目に100万円足りない分が入るので、100万円 ÷ 300万円 = 0.33年で、合わせて3年4か月です。
割引回収期間
今の価値に直した金額 = その年に入るお金 ÷(1 + 割引率)年数
これを1年目から足していき、累計が最初にかかるお金に届くまでを数えます。将来のお金は今のお金より価値が低いと考えるので、割引回収期間は単純回収期間より長くなります。
例:毎年300万円・割引率5%なら、1年目は約285万7千円、2年目は約272万1千円と小さくなっていき、1,000万円に届くのは4年目の途中です。
気をつけること
回収期間は、回収したあとにどれだけもうかるかを見ません。回収が早くても、そのあとほとんど利益が出ない投資もあります。正味現在価値(NPV)や内部収益率(IRR)も合わせて見てください。
出典:式の定義(投資の判断で一般に使われているもの)
よくある質問
単純回収期間と割引回収期間はどちらを使う?
割引回収期間のほうが時間の価値を考えているので実態に近くなります。単純回収期間は計算が簡単で、社内で目安を共有するときに使われます。
回収期間が短ければよい投資?
そうとは言えません。回収期間は回収したあとの利益を見ないので、早く回収できてもそのあとほとんど利益が出ない投資もあります。正味現在価値(NPV)や内部収益率(IRR)も見てください。
途中でお金が出ていく年があるときは?
その年をマイナスの数字で入れてください。累計がいったん減るので、回収できる年がうしろにずれます。