中和滴定の計算
酸と塩基の価数・モル濃度・体積のうち、求めたいものを1つ選ぶと、残りの値から中和にちょうど必要な体積、または濃度を計算します。
計算方法
中和滴定の式 酸の価数 × 酸のモル濃度 × 酸の体積 = 塩基の価数 × 塩基のモル濃度 × 塩基の体積(体積はmL・Lどちらでそろえても計算できます。このツールはmLで計算します)
例:価数1の酸(モル濃度0.100mol/L、体積10.00mL)を、価数1の塩基(モル濃度0.050mol/L)でちょうど中和するとします。1×0.100×10.00=1×0.050×Vbより、塩基の体積は20.00mLになります。
この式は、中和点(過不足なく中和し終わったところ)で、酸から出る水素イオン(H+)の量と、塩基から出る水酸化物イオン(OH−)の量が等しくなることから成り立ちます。価数は、酸・塩基の化学式1つあたりが出せるH+・OH−の数(塩酸HClや水酸化ナトリウムNaOHは1、硫酸H2SO4や水酸化カルシウムCa(OH)2は2)です。
よくある質問
中和滴定の公式は?
酸の価数×酸のモル濃度×酸の体積 = 塩基の価数×塩基のモル濃度×塩基の体積 です。中和点で、H+とOH−の量が等しくなることから求められます。
価数とは?
酸や塩基の化学式1つが、中和のときに出せるH+またはOH−の数です。塩酸HClや水酸化ナトリウムNaOHは1、硫酸H2SO4や水酸化カルシウムCa(OH)2は2です。
モル濃度と組み合わせるモル濃度のツールとの違いは?
このツールは、酸と塩基を混ぜて中和させるときの体積・濃度の関係を計算します。1つの溶液のモル濃度や、水でうすめる希釈だけを計算したいときは、モル濃度のツールを使ってください。
体積の単位はmLでもLでも計算できる?
できます。酸と塩基の体積を同じ単位でそろえれば、結果の比は変わりません。このツールはmLで計算し、mLで表示します。
中和点と中性(pH7)は同じ?
強い酸と強い塩基どうしの中和なら、中和点はほぼ中性(pH7)ですが、弱い酸や弱い塩基が関わると、中和点のpHは7からずれることがあります。