屋根の面積・屋根材の数量・垂木の本数の計算
建物の幅と奥行き、屋根の勾配を入れると、屋根の面積と坪数、屋根材の枚数、垂木の本数がわかります。切妻・寄棟・片流れ・陸屋根に対応し、軒の出も入れられます。塗装や葺き替えの見積もりの確かめに使えます。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
屋根の面積 = 水平投影面積 × 勾配伸び率、勾配伸び率 = √(1 +(勾配の寸 ÷ 10)の2乗)
例:幅9m、奥行き7m、軒の出600mmなら、水平投影面積は10.2 × 8.2 = 83.64平方メートル。4寸勾配の伸び率は約1.0770なので、屋根の面積は約90.08平方メートル(約27.25坪)です。
勾配伸び率は、斜めになっているぶん面積が増える割合です。勾配0寸(水平)なら1.0000、3寸で1.0440、4寸で1.0770、5寸で1.1180、10寸(45度)で1.4142です。
勾配と伸び率
| 勾配 | 角度 | 勾配伸び率 |
|---|---|---|
| 0.0寸 | 0.0度 | 1.0000 |
| 1.0寸 | 5.7度 | 1.0050 |
| 2.0寸 | 11.3度 | 1.0198 |
| 3.0寸 | 16.7度 | 1.0440 |
| 3.5寸 | 19.3度 | 1.0595 |
| 4.0寸 | 21.8度 | 1.0770 |
| 4.5寸 | 24.2度 | 1.0966 |
| 5.0寸 | 26.6度 | 1.1180 |
| 6.0寸 | 31.0度 | 1.1662 |
| 7.0寸 | 35.0度 | 1.2207 |
| 8.0寸 | 38.7度 | 1.2806 |
| 10.0寸 | 45.0度 | 1.4142 |
屋根材の枚数は、屋根の面積を坪に直して1坪あたりの枚数を掛けます。垂木の本数は、軒の出を入れた長さを間隔で割って1を足し、屋根の面の数を掛けます。
出典:1坪は400/121平方メートル(計量法の尺の換算による)、勾配伸び率は三平方の定理(直角三角形の斜辺の長さ)から求まります。式の定義です。
よくある質問
屋根の面積は床面積と同じ?
違います。屋根は斜めなうえ、軒が外に出ているぶん広くなります。軒の出600mm、4寸勾配なら、1階の床面積の1.3倍ほどになることがあります。
寄棟屋根は切妻屋根より広い?
同じ建物の形、同じ勾配なら、屋根の面積は同じです。斜面の向きが分かれるだけで、水平投影面積も伸び率も変わりません。
4寸勾配とはどれくらい?
水平に10進むと4上がる傾きで、角度にすると約21.8度です。日本の住宅でいちばん多く使われる勾配です。
屋根材は何枚要る?
化粧スレート(コロニアル)は1坪20枚、和瓦のJ形53Aは1坪53枚が目安です。端を切り落とすぶんがあるので、1割ほど多めに用意します。
垂木の間隔は何mm?
455mm(尺モジュールの半分)が多く、屋根材や地域の雪の多さによっては303mmや364mmにします。