測量(緯距・経距・閉合誤差・座標法の面積)の計算
測線の方向角と距離を行ごとに入れると、緯距と経距、各点の座標、閉合誤差と閉合比、そして座標法による面積を計算します。土地の形を測ったときの計算や、閉合トラバースの確かめに使えます。入力はブラウザに保存できます。
| 測線の名前 | 方向角(度) | 距離(メートル) | |
|---|---|---|---|
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
緯距 = 距離 × 方向角のコサイン、経距 = 距離 × 方向角のサイン
方向角は、北を0度として右回りに測った角度です。緯距は南北の方向(北がプラス)の動き、経距は東西の方向(東がプラス)の動きを表します。
例:方向角30度、距離50メートルの測線なら、緯距は50 × コサイン30度 = 43.301メートル、経距は50 × サイン30度 = 25.000メートルです。
閉合誤差 =(緯距の合計の2乗 + 経距の合計の2乗)の平方根、閉合比 = 閉合誤差 ÷ 測線の全長
ひとまわりして出発点に戻る閉合トラバースでは、緯距の合計と経距の合計はどちらも0になるはずです。ずれた分が閉合誤差です。閉合比は分数で表し、分母が大きいほど精度が高くなります。
倍面積 = 各点のX ×(次の点のY − 前の点のY)の合計、面積 = 倍面積の絶対値 ÷ 2
例:方向角0度・90度・180度・270度でそれぞれ10メートル進むと、10メートル四方の正方形になり、閉合誤差は0、面積は100平方メートルです。
面積は、閉合誤差を調整する前の座標で計算した値です。実際の測量では、閉合誤差を各測線に割りふってから面積を出します。境界の確定や登記に使う面積は、土地家屋調査士に依頼してください。
出典:式の定義:緯距と経距は「距離 × 方向角のコサイン」「距離 × 方向角のサイン」で、直角三角形の辺の比(三角関数)から決まります。閉合誤差は緯距の合計と経距の合計を2辺とする直角三角形の斜辺の長さです。座標法(倍面積法)の面積は、多角形の各辺と座標軸で作られる台形の面積を足し引きしたもので、「各点のX ×(次の点のY − 前の点のY)の合計の絶対値の半分」になります。いずれも幾何の計算で決まる式で、公的な基準ではありません。
よくある質問
緯距と経距とは?
緯距は南北の方向の動き、経距は東西の方向の動きです。方向角と距離から「距離 × コサイン」「距離 × サイン」で求めます。北と東をプラスにします。
閉合誤差はどれくらいまで許される?
測量の目的と等級によって決まります。閉合比が1対3,000や1対5,000といった形で基準が定められていることが多いです。誤差が大きいときは測り直します。
閉合誤差が0になったらどうする?
ぴったり閉じています。緯距の合計と経距の合計がどちらも0なので、調整の計算は要りません。
座標法の面積はどう計算する?
「各点のX ×(次の点のY − 前の点のY)」を全部足し、その絶対値を2で割ります。これが倍面積法(座標法)です。三斜法より計算の間違いが起きにくくなります。
面積が0になるのはどんなとき?
点が一直線に並んでいるときです。行き止まりの線を往復した場合のように、囲まれた面ができないと面積は0になります。
この面積を登記に使える?
使えません。境界の確定や登記に使う面積は、土地家屋調査士に依頼してください。このツールは、測った値の確かめや見積もりのための計算です。