雨に濡れる量(歩く・走るの比較)の計算
歩く距離と雨の強さを入れると、歩く速さ別に、体が受ける雨の量の目安を計算して比べます。走ったほうが濡れにくいのかを、物理の計算で確かめます。
計算方法
体の上面が受ける量 = 雨の強さ × 上面の面積 × かかる時間、体の正面が受ける量 =(雨の強さ ÷ 雨粒の落下速度)× 正面の面積 × 距離
例:距離500m、雨の強さ10mm/hのとき、歩く(4km/h、所要450秒)と上面0.075L・正面0.104Lで合計約0.18Lです。全力で走る(15km/h、所要120秒)だと上面0.02L・正面0.104Lで合計約0.12Lと、少なくなる計算です。
体の正面が受ける量は、進んだ距離の分だけ空気中の雨粒を体で受け止める量が決まるため、歩く速さを変えても変わりません。速さで変わるのは、上面が受ける「時間に比例する分」だけです。
式の意味を説明します。濡れる量は、体の上面と正面に分けて考えます。上面(頭や肩)は上から降る雨を受けるので、外にいる時間が長いほど多く濡れます。正面は進みながらぶつかっていく分なので、進む距離で決まり、速さには関係しません。だから速く進むと上面の分だけが減り、合計は少なくなります。
例:距離750m・雨の強さ15mm/hなら、歩く(4km/h)で約0.40L、全力で走る(15km/h)で約0.28Lです。
気をつけること。これは物理の目安で、安全や健康の助言ではありません。体を単純な形として計算しているので、実際の体つきや服装は考えていません。風があると正面が受ける量は変わります。雨の中を走ると転びやすくなる点にも気をつけてください。
出典:雨に濡れる量の計算式の定義(体の上面が受ける量は時間に比例し、正面が受ける量は雨粒の落下速度と距離で決まるという、物理の考え方にもとづく計算。出典URLはなし)
よくある質問
本当に走ったほうが濡れない?
この計算では、体の正面が受ける量は速さに関係なく一定で、上面が受ける量だけ速く進むほど減るため、走ったほうが濡れにくい計算になります。ただし、走ると転びやすくなるなど、ほかの注意も必要です。
傘をさすとどう変わる?
傘をさすと体の上面はほとんどぬれなくなり、脚などの正面だけがぬれる想定にしています。この場合、歩く速さによる差はほとんどなくなる計算です。
体の大きさで結果は変わる?
体が大きいほど、上面・正面の面積が大きくなるため、濡れる量も増える計算になります。ここでは成人のおよその目安を使っています。