停止距離(空走距離+制動距離)の計算
速度と路面の状態を入れると、停止距離が空走距離と制動距離に分けてわかります。反応にかかる時間や坂の勾配も変えられます。速度が2倍になると制動距離が4倍になることが、表で確かめられます。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
停止距離 = 空走距離 + 制動距離
空走距離 = 速度(m/秒) × 反応にかかる時間、制動距離 = 速度(m/秒)の2乗 ÷(2 × 9.80665 × 摩擦係数)
例:時速60km(毎秒16.67m)を、乾いたアスファルト(摩擦係数0.7)で、反応1秒としたとき。空走距離は16.7m、制動距離は約20.2m、合わせて約36.9mです。
制動距離は速度の2乗に比例します。速度が2倍になると4倍、3倍になると9倍です。時速40kmで約9mの制動距離が、時速80kmでは約36mになります。
坂があるときは、摩擦係数に勾配の割合を足し引きします。上り坂では止まりやすく、下り坂では止まりにくくなります。
速度ごとの停止距離(乾いたアスファルト・反応1秒)
| 速度 | 空走距離 | 制動距離 | 停止距離 |
|---|---|---|---|
| 20km/h | 5.6m | 2.2m | 7.8m |
| 30km/h | 8.3m | 5.1m | 13.4m |
| 40km/h | 11.1m | 9.0m | 20.1m |
| 50km/h | 13.9m | 14.1m | 27.9m |
| 60km/h | 16.7m | 20.2m | 36.9m |
| 70km/h | 19.4m | 27.5m | 47.0m |
| 80km/h | 22.2m | 36.0m | 58.2m |
| 100km/h | 27.8m | 56.2m | 84.0m |
| 120km/h | 33.3m | 80.9m | 114.3m |
これは目安です。実際の停止距離は、タイヤのすり減り、ブレーキの効き、荷物の重さ、路面の細かい状態、運転する人の体調で変わります。
出典:国際度量衡局(BIPM)第3回国際度量衡総会(1901年)宣言2 標準重力加速度980.665cm/秒2(9.80665m/秒2)(2026年9月24日確認)、制動距離は運動エネルギーと摩擦力のつり合いから求まります。式の定義です。
よくある質問
空走距離と制動距離の違いは?
空走距離は、危ないと気づいてからブレーキが効き始めるまでに進む距離です。制動距離は、ブレーキが効き始めてから止まるまでに進む距離です。この2つを足したものが停止距離です。
時速60kmの停止距離は何メートル?
乾いたアスファルトで反応1秒なら、約37メートルが目安です。雨でぬれていると約45メートルに伸びます。
速度が2倍になると停止距離も2倍?
なりません。空走距離は2倍ですが、制動距離は4倍になります。合わせた停止距離は2倍より長く伸びます。
雨の日はどれくらい伸びる?
摩擦係数が0.7から0.5に下がると、制動距離は1.4倍になります。凍った道では約4.7倍です。
車間距離はどれくらいあければいい?
停止距離より長くあけるのが基本です。この計算で出た距離を目安にしてください。ただし、これは目安で、路面やタイヤで変わります。