扶養控除で税金がいくら減るかの計算
扶養している家族の年齢と年収、あなたの税金がかかる金額を入れると、扶養控除がいくらか、所得税と住民税が合わせていくら減るかを出します。2026年分から、扶養に入れる所得の上限が62万円(給料だけなら年収136万円)に上がりました。
くわしい条件を変える(なくても計算できます)
計算方法
減る所得税 = 控除前の所得税 − 控除後の所得税、減る住民税 = 住民税の扶養控除の額 × 所得割の率(10%)
例:税金がかかる金額が300万円で、17歳の子を扶養している場合、所得税は38万円を引いた262万円で計算し直します。所得税は202,500円から164,500円に下がり、復興特別所得税を含めて38,798円減ります。住民税は33万円の10%で33,000円減り、合わせて71,798円減ります。
扶養控除の額は、年齢(その年の12月31日時点)で決まります。
| 区分 | 所得税 | 住民税 |
|---|---|---|
| 一般の控除対象扶養親族(16〜18歳・23〜69歳) | 380,000円 | 330,000円 |
| 特定扶養親族(19歳以上23歳未満) | 630,000円 | 450,000円 |
| 老人扶養親族(70歳以上・同居老親等以外) | 480,000円 | 380,000円 |
| 同居老親等(70歳以上で同居している親・祖父母) | 580,000円 | 450,000円 |
16歳未満の子には扶養控除がありません。19歳以上23歳未満は「特定扶養親族」、70歳以上は「老人扶養親族」で、そのうちあなたか配偶者の親・祖父母で同居している人は「同居老親等」になります。
扶養に入れる所得の上限
2026年分は合計所得金額62万円以下(給料だけなら年収136万円以下)です。2025年分は58万円以下(年収123万円以下)でした。この引き上げは令和8年12月1日に施行され、2026年分から適用されます。
19歳以上23歳未満の家族が136万円を超えても、合計所得123万円(年収197万円)までは「特定親族特別控除」を受けられます。
そのほかの要件
配偶者以外の親族(6親等内の血族と3親等内の姻族)か里子などで、生計を一にしていて、青色事業専従者給与を受けていないことが必要です。配偶者は扶養控除ではなく配偶者控除・配偶者特別控除になります。
所得税は国税庁の速算表で計算し、課税される所得金額の1,000円未満を切り捨て、復興特別所得税(所得税額の2.1%)を足しています。住民税は所得割の率(標準は10%)をかけた目安で、均等割(所得に関係なく定額でかかる部分)と調整控除は入れていません。
出典:国税庁 No.1180 扶養控除、神戸市 所得・所得控除(住民税と所得税の控除の違い)、国税庁 No.2260 所得税の税率、国税庁 令和8年分の所得税の改正のあらまし
よくある質問
扶養控除はいくらですか
一般の控除対象扶養親族は所得税38万円・住民税33万円、19歳以上23歳未満の特定扶養親族は所得税63万円・住民税45万円です。70歳以上の老人扶養親族は所得税48万円・住民税38万円、そのうち同居している親・祖父母は所得税58万円・住民税45万円です。
16歳未満の子は扶養控除の対象になりますか
なりません。2011年分から、16歳未満の子の扶養控除はなくなり、児童手当のしくみに変わりました。ただし、住民税がかからない所得の線を判断するときは、16歳未満の子も人数に数えます。
子の年収がいくらまでなら扶養控除を受けられますか
2026年分は、子の合計所得金額が62万円以下(給料だけなら年収136万円以下)です。2025年分は58万円以下(年収123万円以下)でした。
大学生の子の年収が136万円を超えたらどうなりますか
扶養控除は受けられませんが、19歳以上23歳未満なら、合計所得123万円(年収197万円)までは「特定親族特別控除」を受けられます。控除の額は年収が上がるほど少なくなります。
同居老親等とはどういう人ですか
70歳以上の老人扶養親族のうち、あなたか配偶者の父母・祖父母で、いつも一緒に住んでいる人です。病気の治療で入院して別居している間も、同居として扱われます。
年齢はいつの時点で数えますか
その年の12月31日時点です。年の途中で亡くなった場合は、亡くなった日の時点で判断します。